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パリの詐欺師たち
パリの詐欺師たち

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奥本大三郎集英社この著者の新着メールを登録する発行年月:2008年03月登録情報サイズ:単行本ページ数:214pISBN:9784087712148「パリの詐欺師たち」離婚が成立した奥山先生。


大学は春休み、退屈だ。

いろいろあってお金がない。

退職金を前借りしてパリに行こう、と安いチケットを買って旅は始まった。

パリに着いたもののホテルの予約は旅行社がキャンセルしていた。

前途多難と思えたものの、奥山先生は意気揚揚、スーパーで買い物をしご飯を炊き干物まで作るのだ。

目的のない旅そのものが散歩の延長のようなもの、つれづれなるままに本を読み、思いを馳せる。

カフェに出かけたある日出会った平田良太郎、知る人ぞ知る食通だ。

平田の押しに振り回される先生だが。

「蛙恐怖症(ラナフォビア)」語学マニアで蛙が可愛くてたまらない意地知邁進君と、蛙嫌いな奥山先生が向かった先は台湾。

台北の夜市から始まった食欲旺盛なふたりの旅、まずは屋台での一杯から。

酒のせいか、幻想が呼び起こしたのは楽しく、ちょっと危険な思い出。

それは一夜の夢だった。

珍道中の結末は・・・【内容情報】(「BOOK」データベースより)離婚成立—学校から前借りをして先生が出かけた先はパリ。

そこに出現した希代の食通…だが、この男少し怪しい。

まとわりつく男から先生は逃れられるか(『パリの詐欺師たち』)。

蛙嫌いと蛙大好きの二人。

博物学的好奇心と食欲と飲欲に、歴史の記憶が絡む台湾の旅(『蛙恐怖症』)。

パリ、台湾—愉快な旅小説二編。

【目次】(「BOOK」データベースより)パリの詐欺師たち/蛙恐怖症(ラノフオビア)【著者情報】(「BOOK」データベースより)奥本大三郎(オクモトダイサブロウ)1944年3月6日、大阪市生まれ。

東京大学仏文科卒業、同大学院修了。

『虫の宇宙誌』で読売文学賞、『楽しき熱帯』でサントリー学芸賞を受賞。

虫を題材とした随筆をはじめ、格調ある文章の評価は高い。

『完訳ファーブル昆虫記』に取り組み、現在第5巻まで刊行。

埼玉大学フランス文学科教授。

日本昆虫協会会長を務める。

ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)この商品の関連ジャンルです。

本 > 小説・エッセイ> 日本の小説> 著者名・あ行

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