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風の旅人(20号)
風の旅人(20号)

価格:1,200円

商品副データ特集:Find the root「世界」と「人間」のあいだa ユーラシア旅行社発行年月:2006年05月登録情報サイズ:ムックその他ページ数:150pISBN:9784901919234[内容]月は、太陽の光を反映して、刻々と姿を変えながら、夜空に美しく輝いている。


人間がつくり出す道具も、使い道を反映して、特有の命を帯びる。

自然も、人間社会の現象も、その時々の様々な関係を反映して姿を変えるが、形あるものが消失し、また現れるという円環は、果てしなく続いている。

[目次]【photographs】□ PLAIN LIGHT photos by NASA/SPL□ PLAIN LIVING AND HIGH THINKING photos by 石元泰博□ DREAM/LIFE  photos/text by トレント・パーク□ INDUSTRIAL TRACE  photos/text by 風間健介□ BEFORE THE WASTE photos by 桑原甲子雄□ 震災の記憶 photos/text by 中藤毅彦■ 書  御園平【texts】● 大いなる錯覚と、ヒトのしあわせ texts by 養老孟司● 今、ここから全ての場所へ texts by 茂木健一郎● 時への視線 texts by 保坂和志● 暮らしと信仰 texts by 前田英樹● 見ようとする意思 texts by 小栗康平● 何が現実か texts by 日高敏隆● 斜線の旅 texts by 管啓次郎● 現代の混迷と芸術 texts by 酒井健● ニヒリズムを超えて texts by 佐伯啓思● 心の風景への旅 texts by 川田順造●  現代生活のなかの絵画 texts by 古谷利裕●  旅の音沙汰 texts by 姜信子[NOW−HERE−EVERYWHERE]● いまここ、あるいは、ここでないどこか/texts by 田口ランディ● 結末のない旅/photos/text by 関野吉晴● 暴走の記憶/texts by 森達也● 見える現実、見えない現実/texts by 武田徹● 寄す想い/photos/text by 早坂類 [誌面より抜粋]人間が月面に至った時人間は、地球を外から見る眼差しを得たその瞬間にはじめてかぎりある生命の地球をせつないものと感じはじめたヒトは、自然の一部でありながら、自然を対象化し、観想し、言葉で印象を表現しようとする、宇宙のなかに生まれた自意識だと思うことがあるが、今日もそう思った。

そんなとき、私は宇宙にちっぽけながら自意識を芽生えさせた造物主を、信じてやってもいいと思ったりする。

【心の風景への旅 /川田順造 より抜粋】自分の日常の体験に裏打ちされた感覚をもっと大事にしていけば、おのずと物事の実相というものは見えてくるかもしれない。

【時代の見え方 /山口宗治 より抜粋】「じっと人間を見ていると、目の前のヒトのことを一生懸命に思っていると、ここじゃないほかのどこかのことなんぞ考える暇はないな。

一生懸命に人を見つめて、一生懸命に生きていると、いいも悪いもひっくるめて、面白くてたまらないな。

うちはね、どこにおっても、どんなにきつくても、生きることが面白くてならないのよ」【旅の音沙汰 茜色の夕陽に照らされて /姜信子 より抜粋】人生の中には、もしそれに真剣に向き合えば、それまでの自分を解放し、新しい自分に鍛え直すきっかけとなることがあふれかえっている。

 (中略) ビッグバンや超新星爆発が何回もある人生は、きっと日常的な意味でも充実している。

【超新星爆発のある人生をこそ /茂木健一郎 より抜粋】先進国となった日本に、いまでもシャーマニズムの片りんが色濃く残っているのは、ユーラシアの奇跡のようだと思える。

私たちは古代人の魂をもったまま、背広を着てビルに通っている民族なのだ。

【真似ること、語ること、そして飛ぶこと /田口ランディ より抜粋】この商品の関連ジャンルです。

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