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不登校の卒業式 「不通」高校から「通信」へ
価格:1,575円
安原俊介 著 1999.06.29 発行ISBN 4-89295-141-2 C0036 四六並製・240頁内容紹介 ——不登校は本人にとって辛いものである。
にもかかわらず、その苦しみを理解してもらうことは容易ではない。
ズルをして休んでいる、そんなことぐらいで学校に行かないなんて……というわけである。
しかし、いくら努力しても行けないものは行けないのである。
本著を読むとそのことがよく分かる。
そして、なぜ行けなくなってしまうのか、なぜ、行けない苦しみを周囲が理解できないのかも、分かる。
不登校を解決する妙薬はない。
みなが個々に苦しみながら解決していくしか、方法はない。
家族で共に悩み、苦しみを共有することこそが、解決の道なのだということが、見えてくる。
著者にはたぶんに幸運がついていた、ともいえるかもしれない。
でも、誰にでも幸運はついているのではないかと、本著はいう。
形は人それぞれに違うかもしれないけれど、幸運はついているのである。
あきらめず、摩擦を恐れず、家族と根気よくケンカしながら、愚痴を言い合いながら、本音をぶつけ合いながら、泣きながらいけば、必ず道は開けることを、本著は訴える。
不登校で悩んでいるのなら、是非、一読されたい。
また、ご家族にもお勧めしたい一冊である。
目 次 ——はじめに−子どもだけが問題ですか?1章 まさか僕が不登校に—— 初めての学校サボり このままで、ホントにいいのか? 二週間で苦痛に変わった 何なんだ! この体の重みは キレた! そんなんじゃない 運命を変えた五日間 いいじゃないか通信制 僕でも喜んでもらえるんだ 「精密検査」と試験 他人なんて信じるもんか 九回サヨナラ満塁ホームラン アメリカ留学に望みを託す 意外な合格通知 不登校からの卒業 僕を支えてくれた人々2章 僕の不登校日記3章 親子はケンカしながら“育つ” 成長するのは子どもだけ? 自信を持って育ててほしい 信じて待つことの難しさ 「気が付かなかった」ことの重み どうしようもない気持ち、受けとめて 「これからの僕」より「今の僕」を見て こんな僕でもいいですか? 親子で「いい人」を演じ合う悲しさ 逃げることは悪くない 親が変われば、子も変わる 無駄や不必要こそ大切 早いがよい——なら、遅いもよい——と思う 挫折から多くのことを学んだ 親は「一番近い他人」? 親は子どもの後ろにいてほしいエピローグ——まだ見ぬ君へあとがき 奇跡のなかで生きている父親からのメッセージ/解決法は一つではない母親からのメッセージ/私にも時間が必要だった著者について —— 安原俊介(やすはら しゅんすけ)昭和52年、岡山県生まれ。
高校二年生で不登校になり、3年のとき、通信制高校へ転校する。
通信制高校のことをかいた小論文が「サンケイ・オートスカラ・シップ」に入選し、副賞としてアメリカ研修旅行を体験する。
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